2012年05月10日 18:45
以前「界面活性剤とナノ粒子。私なりの結論」というタイトルの記事で、「水とオイルを馴染ませ、クリーム状にする働きを持つ乳化剤。これも界面活性剤の一種で肌のバリアを壊す」ということについて調べたものの、信用できる答えが見つかりませんでした。
二年越しのこの疑問、とうとう氷解するときがやってきました!!
新しく当店ラインナップに加わったメーカーさん、アザリスNZ。このメーカー代表兼コスメ職人さんはなんと現役の細胞生物学博士。彼女にD尋ねてみたところ、すぐに明快な答えが返ってきたのです^^
***********
「結論から言えば、乳化剤と界面活性剤は全く別のモノ。乳化剤とは水とオイルを親和させ、安定した状態に保つ働きを持つもので、これがないとクリームを作ることはできません。
自然由来の乳化剤はミツロウやレシチン(卵や植物由来)、オリーブ、パーム、ココナツの木から抽出するワックス(オリーブ脂肪酸セテアレル、オリーブ脂肪酸ソルビタン、パーム由来ステアリン酸など)もあります。
上記の「本物の乳化剤」は肌の感想を促すことはありませんし、またアシッドマントルを壊すこともありません。なぜならpH値がニュートラルだからです。
アザリスNZではオリーブ、パーム、ココナツ由来の植物由来乳化剤を使用しています。ミツロウはアレルギー反応の危険性があるので、使用していません。また植物由来レシチンは手触りや商品の仕上がりの色が私は好きではないので、これも使用していません。
界面活性剤とは水分の表面張力や2つの液体、または液体と固体の界面張力を下げる物質です。界面活性剤は洗浄、湿潤、発泡、分散といった作用を持っています。そしてこれらの作用から乳化剤としても働きます。しかし、ワックス状乳化剤が肌の乾燥を防ぎ、スムースにするのとは違い、界面活性剤、特に発泡作用が強い場合肌の乾燥を促進する作用を持つことが多いのです。
界面活性剤とは実際的には洗浄剤と言えます。化粧品会社は界面活性剤の持つ他の作用を多く宣伝し、製品に使う事を正当化することが多いのですが…… この界面活性剤を「乳化剤」とするのはとても紛らわしく、消費者の混乱を招く行為だと思います。
界面活性剤はほとんどが人工のもので、安価です。いくつかの自然由来界面活性剤はそれほど高価な原料ではありませんが、商品に原料として使用するのは難しいのです。
なぜ界面活性剤が肌の乾燥を促すかというと、発泡/洗浄作用が汚れとともに肌の水分も奪ってしまうからです。水なしで泡を立てることはできませんし、洗浄剤は肌の水分と水道水を区別することはできません。
1つの商品が界面活性剤の持つ2つの作用……強い洗浄力と弱い乳化作用……を同時に利用していることも多々あるので「乳化剤は肌の乾燥を招く」と考える人が出てきたのでしょう。
++++++++
「界面活性剤=乳化剤」は界面活性剤の種類や化粧品内での働き(洗浄剤と乳化剤を兼ねている、とか)によってはイエスと言えるようです。
でも「乳化剤が入っている=肌の乾燥を促す」という説はイエスではない。乳化剤の種類によるんですね。
あー、ひとつスッキリ(笑)
二年越しのこの疑問、とうとう氷解するときがやってきました!!
新しく当店ラインナップに加わったメーカーさん、アザリスNZ。このメーカー代表兼コスメ職人さんはなんと現役の細胞生物学博士。彼女にD尋ねてみたところ、すぐに明快な答えが返ってきたのです^^
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「結論から言えば、乳化剤と界面活性剤は全く別のモノ。乳化剤とは水とオイルを親和させ、安定した状態に保つ働きを持つもので、これがないとクリームを作ることはできません。
自然由来の乳化剤はミツロウやレシチン(卵や植物由来)、オリーブ、パーム、ココナツの木から抽出するワックス(オリーブ脂肪酸セテアレル、オリーブ脂肪酸ソルビタン、パーム由来ステアリン酸など)もあります。
上記の「本物の乳化剤」は肌の感想を促すことはありませんし、またアシッドマントルを壊すこともありません。なぜならpH値がニュートラルだからです。
アザリスNZではオリーブ、パーム、ココナツ由来の植物由来乳化剤を使用しています。ミツロウはアレルギー反応の危険性があるので、使用していません。また植物由来レシチンは手触りや商品の仕上がりの色が私は好きではないので、これも使用していません。
界面活性剤とは水分の表面張力や2つの液体、または液体と固体の界面張力を下げる物質です。界面活性剤は洗浄、湿潤、発泡、分散といった作用を持っています。そしてこれらの作用から乳化剤としても働きます。しかし、ワックス状乳化剤が肌の乾燥を防ぎ、スムースにするのとは違い、界面活性剤、特に発泡作用が強い場合肌の乾燥を促進する作用を持つことが多いのです。
界面活性剤とは実際的には洗浄剤と言えます。化粧品会社は界面活性剤の持つ他の作用を多く宣伝し、製品に使う事を正当化することが多いのですが…… この界面活性剤を「乳化剤」とするのはとても紛らわしく、消費者の混乱を招く行為だと思います。
界面活性剤はほとんどが人工のもので、安価です。いくつかの自然由来界面活性剤はそれほど高価な原料ではありませんが、商品に原料として使用するのは難しいのです。
なぜ界面活性剤が肌の乾燥を促すかというと、発泡/洗浄作用が汚れとともに肌の水分も奪ってしまうからです。水なしで泡を立てることはできませんし、洗浄剤は肌の水分と水道水を区別することはできません。
1つの商品が界面活性剤の持つ2つの作用……強い洗浄力と弱い乳化作用……を同時に利用していることも多々あるので「乳化剤は肌の乾燥を招く」と考える人が出てきたのでしょう。
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「界面活性剤=乳化剤」は界面活性剤の種類や化粧品内での働き(洗浄剤と乳化剤を兼ねている、とか)によってはイエスと言えるようです。
でも「乳化剤が入っている=肌の乾燥を促す」という説はイエスではない。乳化剤の種類によるんですね。
あー、ひとつスッキリ(笑)







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